自分を知る

精神保健福祉援助にかかわるものは、自己覚知が大切である。

ここに書かれていることが分かりやすい。

http://www.hnayuweb.com/kaigo/c44.html

援助は援助者の価値観や感情に左右されがちであるが、利用者の問題に自らの価値観や感情を持ち込むことは、問題の状況を誤まって判断することに結びつく。そのために援助者は、自らを知り、コントロールする自己覚知が必要となる。

社会福祉援助において援助者が、自らの能力、性格、個性を知り、感情、態度を意識的にコントロールすること。

参考:http://www8.cao.go.jp/youth/kenkyu/h19-2/html/5_1_2.html

 

自分の性格を考えてみる。

私は、小さいころから短絡的であった。深く考えるのが苦手で、問題にはすぐに正答するのが素晴らしいことだと思っていた。だから小さいころは、クイズは好き、算数も好きだった。でも深く考える証明問題は嫌いだった。答えが1つみたいな問題は好きだった。だから気がついたらコンピューターのプログラミングの仕事をしていた。人を援助することは、多面的に深く考えないとできないことだから、はっきりいって向いていない。

人とのやりとりには苦手意識があった。それは正解が無いからだと思う。いまでも、誰かと会った後、自分があんなことを言って、相手がいやな思いをしなかっただろうか、苦しめなかったかと、外出するたびに思い悩む。

家族であると、いやなことを言ってしまったかもと思っても、すぐに顔色を窺えるし、さっき言ったこといやな感じだったからごめんねとあやまることができる。

しかし他人だと、リカバリーのタイミングが難しい。自分がいやなことを言うつもりで言ったわけではないけれど、立場や状況によってはいやかもしれなかったと思う。しかしあとで気づいてそれを確認するのも気が引ける。雑談の中でのことを気にするような人に思われているという侮辱を感じさせてしまうかもしれない。自分が些細なことに気にするように思われ、気を使わせてしまうかもしれない。だから人に会うのが億劫になるのだ。

こんな私には、精神保健福祉士は向いてない、と思う。でも勉強することで、やっと普通の人の程度までには、人と接することに自信が持てるようになるのかもしれない。